大嫌いになりたかった



「美織ー
購買寄ってくから先に屋上行ってて!」


「わかった」


そう言ってわたしは先に屋上へ向かった



屋上に出るドアノブに手をかけたとき




「わたし…大翔先輩が好きです!つ、つき合ってください」



偶然にも告白現場に遭遇してしまった


しかも大翔の


人様の告白を聞くなんてダメだと思ったけど、身体が動かなかった



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