大嫌いになりたかった



「美織、俺とつき合ってくれる?」



その言葉にまた涙が溢れた



わたしはコクリと頷くのが精一杯だった





もう叶うことはないって思ってた



ずっと、あきらめられなくて




辛くて切なくて




ホントは大嫌いになりたかった


< 115 / 120 >

この作品をシェア

pagetop