大嫌いになりたかった



「あっ……(焦)」


見つかってしまった



女の子はわたしを一瞬睨みつけて屋上をあとにした




「美織ちゃん、人の告白を盗み聞きするなんて最低だね♪」



「大翔にだけは言われたくない
それにわたしは弥生とここでごはん食べるために来たの!


大翔の告白なんて興味ない。

けど……」



「けど?」



気になることが1つあった



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