【完】バスカン!!番外編〜勝手にやってろ〜
気持ちを確かめあった、神社の暗がりがフラッシュバックする。
このまま部員にならないかって言われた、って。
離れたくなくて、
離したくなくて、
水嶋が正式にマネージャーになってくれたことがただ嬉しかった。
その上、オレだけのものになってくれて。
打ち上げ花火を見るのも忘れて、繰り返したキスは、屋台のソースの味。
色気のないその味にさえ感じた“夏”を、オレは、今までもこの先もきっと忘れない。