冗談ばかりの彼氏さま

あたしがヤキモチ妬いてるから、やめてあげる……そう聞こえるんだけど!!




「だれも泣きそうになんてなってない！」



「え？
だって結真、涙目だけど(笑)」



「～～っ、自惚れないで！」



そう言って椋也を強く睨み付けたはずなのに、なぜか椋也は穏やかな笑みを浮かべてあたしを見つめていた。




「結真……俺のこと、好きでしょ」



「な、なな、なんで!?なんで、そうなるのよ！……ッ!?」




突然の椋也の発言で頬が一気に熱くなった。


自分がモテるからって自惚れないでよ！そう否定しようとした。


……けれど、悪態をつく前に
あたしの唇は椋也の唇によって塞がれてしまった。




「んんッ！んーっ！…ぷはっ」



「ふふっ…結真が悪いんだよ？俺を煽るから」