冗談ばかりの彼氏さま
×彼氏の噂





もう絶対に
アイツに会わない!



目なんて合わせない!




まず、近寄らない!




そう決意して、しばらく経った頃、あたしは先生に呼び出された。





「南さんって美化委員よね?」




「え……はい」




「ちょうど良かった!この資料を全クラスの美化委員に配ってほしいの!あ、同級だけで良いからね」




そう言って資料をあたしの手に無理やり持たせてニコッと先生は笑ってみせた。




「えと、先生…っ」




「じゃ、よろしく♪」




無理です。って言う暇を与えないスピードで先生は教室から姿を消した。







…………。





パシられた。







絶対に……パシられた。





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