冗談ばかりの彼氏さま
ガクッと肩を落として
あたしはプリントを握りしめた。
てゆーか美化委員が誰なのか
全く知らないんだけど!
「…そのクラスの誰かに聞けばいっか」
そもそも
何が書いてあるの?
そう思い、プリントに目を通した。
そこには
これからの日程と、水曜日の放課後に2年みんなで学校の庭に咲く花の水やりをすることが書かれていた。
2年は、あたしの学年ね。
しかも……
水曜日って今日じゃん!
あたしは、そのプリントを
昼休みに配ることを決め、一時的にそれは机の中に収めたのだった。
「結真ぁー今日ヒマか?
一緒に帰らない?」
そんな時、あたしの目の前に
突然と巽が現れ
首を傾げてそんな質問を投げてきた。
「あ、ごめんね。今日は無理なの」