冗談ばかりの彼氏さま



「あの時の結真、涙目で遊谷くん見つめててさ♪なんで泣きそうだったの?」



「なんでって……」



そんなの、嫌だったからだよ……








キーンコーンカーンコーン




そんなタイミングで
昼休みが終わるチャイムが教室に響いた。



すると翔子は会話をチャイムによって邪魔されたことに溜め息をつき、あたしを真っ直ぐ見た。



「……とにかく!
あの時の結真は、少なくとも
私に嫉妬してたわ!」



「なな、なんで?」



「さあー?
自分で考えてみなさい。翔子様のアドバイスはここまでー」




そう言って可愛くウィンクした翔子。


いつもなら可愛いとか思うけど

今は……ごめん、憎たらしい←






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