冗談ばかりの彼氏さま
偉そうだけど、優しくて
チャラそうに見えて
案外、一途なのかな……?
あたし、やっぱり
いつの間にか
椋也のことを……
「椋也?」
「ん?なーに?」
「好き………なんて言わないんだからっ!!」
何でも思い通りになると思うなよ、ばか!
あたしは
あっかんべーをして
そう罵声をあびせた。
しばらく沈黙が続き
椋也はポカーーンとしている。
その間抜けな顔が
あたしを勝ち気にさせた。
しかし……
「り、椋也…? んんっ…」
「だよね。結真が簡単に手に入るわけないか」
また、キスをされ、
両手をひとまとめにして抑えつけられた。
「でも俺ね、今、機嫌悪いから」
「なっなんで!?」
「俺以外の男に結真のエロい姿みられたから」
……あ。
ホースの水が
かかっちゃったときのね…