冗談ばかりの彼氏さま
×冗談と本気
あれから数日後。
「なに?それは惚気?
彼氏のいない翔子様に対しての嫌がらせなのかしら」
「なんでそうなるの!!?」
昼休みにお弁当を食べてる今日この頃。恥ずかしくて翌日には言えなかったけど、何日か経って翔子に言うことができた。
……で。
恥ずかしながらも全て言えば、睨まれる始末。
惚気だと?
そんなわけないでしょ!!
「はぁ…とにかく。これで二人は恋人なわけよね?」
たしかに、遊びじゃないって分かった。分かったのは分かったんだけど………
「あたしは…すっ、好きじゃないもん!」
「…え?なにを今さら」
結真は遊谷くんを好きでしょ、と当然のように翔子に言われてしまった。
そりゃあね?
ドキドキするし、他の女の子といたらモヤモヤするよ?
だけど。