紅茶の時間 〜60キロのプリンセス〜
私は、シンデレラ〜。
菊子は、次の授業の移動教室に遅れそうになり、学校の階段を慌てて降りていた。
今にも転がって行きそうな勢いで、どちらかと言うと急ぐなら転がったほうが速かったりもする。
その時、菊子の足が絡まり、菊子は階段から転げ落ちた。
菊子の回りにいた人たちは、クスクスと笑っていた。
「いや〜、お腹の肉で足が見えないんだよね。ハッハッハ。」
菊子の回りは、ドッと笑いがおきた。
菊子も笑っていた。
内心、とても恥ずかしくて泣きたかった。
菊子の片方の上靴が階段の上にあり、菊子は取りに行こうとしたら、階段の上から降りてくる男子がいた。
菊子の好きな人だった。
菊子は、恥ずかしくて顔が真っ赤になり、目が合わないように下を向いた。
菊子の好きな人は、段々菊子の方へ近づいてきた。
菊子の目には、好きな人の足元が見えた。
菊子の前に立った好きな人は、菊子が見えるように上靴を差し出した。
菊子は、上靴を受け取ると目も合わさずに会釈だけして足早にその場から逃げた。
菊子は、好きな人が触った自分の上靴を高校の三年間一度も洗わなかった。
今にも転がって行きそうな勢いで、どちらかと言うと急ぐなら転がったほうが速かったりもする。
その時、菊子の足が絡まり、菊子は階段から転げ落ちた。
菊子の回りにいた人たちは、クスクスと笑っていた。
「いや〜、お腹の肉で足が見えないんだよね。ハッハッハ。」
菊子の回りは、ドッと笑いがおきた。
菊子も笑っていた。
内心、とても恥ずかしくて泣きたかった。
菊子の片方の上靴が階段の上にあり、菊子は取りに行こうとしたら、階段の上から降りてくる男子がいた。
菊子の好きな人だった。
菊子は、恥ずかしくて顔が真っ赤になり、目が合わないように下を向いた。
菊子の好きな人は、段々菊子の方へ近づいてきた。
菊子の目には、好きな人の足元が見えた。
菊子の前に立った好きな人は、菊子が見えるように上靴を差し出した。
菊子は、上靴を受け取ると目も合わさずに会釈だけして足早にその場から逃げた。
菊子は、好きな人が触った自分の上靴を高校の三年間一度も洗わなかった。