独眼竜のあなたへ。
正宗と美輝
信長のいるお城にて。
「信長さま、美輝様がお着きになりました。」
わたしは先ほど信長のいるお城についた。
すると奥に通されて、
信長さまの前につくと
覚悟した。
「そちが、美輝か・・・」
信長さまと思われるお方が私に言う。
このときの私の心の臓といったら、爆発しそうだった。
だって、せっぷくとか命じられるかも知れないんだよ!!
一人でつっこむぐらい私はおかしかった。
「はっはい。美輝でございます。」
「ははっ!そんなにかしこまらぬな。歳も近いしな。おう、そうだ!その美しいと評判の顔をみせてみよ」
全然美しくなんかないのに・・・
でも、顔を上げろというのであげないわけにはいかない
すっ。
顔を上げると
「・・さすがだ。俺もお前みたいな美女は初めて見た。」
「そんなっ!めっそうもございません・・・」
「俺は、お世辞はいわねぇ。だから謙遜なんてすんなよ!!」
信長さまが私にいう。
やっぱり、顔が赤くなるけど、さっきのお侍さまほどではない
なんでだろ・・・
「では、そのお言葉ありがたくもらっておきます・・」
「やっぱり性格もすばらしいな。これなら、正宗も・・・」
ぼそぼそと信長さまが言う。
正宗って聞こえたような・・?
「正宗様とは、あの奥州の伊達正宗様ですか??」
私はきいてみた。