独眼竜のあなたへ。


「わぁ!!」

声をあげてしまうほど自分ではないみたいだった。


「よくお似合いでございますよ。お美しいです。これなら正宗様も・・・」


ん?


「正宗様がどうしたのですか??」

今日は以上に正宗様という言葉がでてくる。


私がきくと、いってしまった。みたいな顔をして


「何でもありません!!そう、そうですわ、もう正宗様が帰ってきたとか・・ではまいりましょうか」


なんか無理やり話をちゅうだんされて
そのあと

さ行きましょ
といわれ宴が開かれる部屋につれていかれた。


そして、部屋の前にきた


「信長さま、美輝様をおつれいたしました。失礼してもよろしいでしょうか?」


雅さんが声をかけると

「おうきたか、待ってたぞ。入れ。」


信長さまの声がふすまの奥からきこえる


なんか、緊張してきた・・・

雅さんがふすまに手をかける。


スッと開くと、私は頭を下げて
声をかけられるまでまつ


「美輝、表をあげろ。」

そういわれて
顔を上げる。


すると、目の前には信長さま。
横には、



ドクン。


心臓が一瞬高鳴ったのがわかった。




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