独眼竜のあなたへ。

正宗目線。



あの美女にあってから、そのあと小十郎にあった。


「まったく、待ち合わせ場所を決めてたからいいものを・・」


「すみません。珍しいものを見ていたら、正宗様がいなくなっていたので。」

いい年して迷子とは、

もうわかった。といい城に向かって歩いていると、
小十郎がいった

「正宗様・・・なにかいいことでもありましたか??」


いきなりこんなしつもんをしてきた。

その時おれはあの少女のことを考えていた。

なんたって、あの顔だ。
あんなに美しい顔を忘れる方がおかしいだろう。

今までいろんな姫にあったがどんな姫よりも美しい。

もういっかい会いたい。

そんな思いが俺の中で湧き上がってきた。


でも驚いたのが姫ではないということだ。
しかも農民の娘とは・・・

そんなことを思っているときに
小十郎に声をかけられた。


俺は感情をあまり出さないが、なぜか小十郎には分かってしまう。

「まあな、少しいいことがあった。」

すると、ふふっ笑うと

「私も、正宗さまのいいこと、というものに会いたかったですね」


「ああ、きてよかった。だがまた会えるきがする」

「あえる、とは、女性ですか?初めてですね正宗様が女性に興味を示すとは・・」


「ああ、初めてだ。でも結婚してるかもなあんなに美しいのならば。」


「ますます私もあってみたいです。」


「またあえるさ。さぁ急ごうか」


そういうと城に向かった。
まさかまた会える、がこんなにはやいとは
このとき俺は思いもしなかっただろう。
< 15 / 16 >

この作品をシェア

pagetop