ありがとう ~ずっと。ずっと。いつまでも。~
どう対処しようかと思っていたときだった。



「ねぇ、未織。どうして断ったの?教えて」



と、モコに聞かれた。



モコとは、最近仲良くなったの。




「だって・・・」



「「「だって?」」」




とその場にいた女子全員に聞かれた。





「だって、好きじゃないのにOKするなんて無理でしょう?」


「そうだけど・・・。付き合ってるうちに好きになるかもしれないじゃん!」




絶対に好きになんてならない。


だって・・・。





「私、好きな人いるから・・・」




「そっか。じゃあ仕方ないよね。 ってゆーかさぁ、未織今月、裕也君で9人目だよね?
羨ましいよ!!」





と、モコがきらきらした目で私を見た。






「そぉかなぁ?私、告白されても嬉しくないんだよね」






だって、私はあの子が好きだから。





あの子以外の男子なんて興味ないの。












----------------------キーンコーンカーンコーン・・・・









授業のはじめを告げるチャイムが鳴った。



それと同時に入ってきた数学の米原。






「おーい。席に着け」





そして、いつもと同じように授業が始まった。









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