エゴイストよ、赦せ
彼女を抱きしめる。
彼女に抱きしめられる。
やさしい香りに包まれる。
何度も、くちづける。
くちづけては、見つめ合う。
くちづけては、確かめ合う。
その度に、僕は、ローサによって未来が継ぎ足されていくのを感じる。
クールからホットへと温度が変わり、不連続につづられた想いを、幾層ものやさしさが包み込む。
ドライでもなく、ウエットでもなく、織り成された光と影のグラデーションは、すべての飾りを取り払った。
ふたりから生まれ溢れ出た、その想いを掬い、ベッドの海に溶けていく、そのすべてを、掬う。
掬い、注ぎ、また掬い、何度も掬い上げては、また注ぐ。
世界にサヨナラを告げているようで、けれど、世界がここにあることを感じていて。
ひとの温もりが、彼女の温もりが、とても愛しくて。
僕は彼女を愛撫して、彼女も僕を愛撫して。
重なる吐息が、あだめきColorに染まっていく。
彼女に抱きしめられる。
やさしい香りに包まれる。
何度も、くちづける。
くちづけては、見つめ合う。
くちづけては、確かめ合う。
その度に、僕は、ローサによって未来が継ぎ足されていくのを感じる。
クールからホットへと温度が変わり、不連続につづられた想いを、幾層ものやさしさが包み込む。
ドライでもなく、ウエットでもなく、織り成された光と影のグラデーションは、すべての飾りを取り払った。
ふたりから生まれ溢れ出た、その想いを掬い、ベッドの海に溶けていく、そのすべてを、掬う。
掬い、注ぎ、また掬い、何度も掬い上げては、また注ぐ。
世界にサヨナラを告げているようで、けれど、世界がここにあることを感じていて。
ひとの温もりが、彼女の温もりが、とても愛しくて。
僕は彼女を愛撫して、彼女も僕を愛撫して。
重なる吐息が、あだめきColorに染まっていく。