君との距離...




「えっと、今日は自己紹介とかはいいから、ちがう学年の同じクラスの人と3人でポスターを作って下さい。」



えー?!


1日目から仕事するなんて聞いて無いんですけどー。








あ、そうだ。


"滝沢さん"と同じクラスなんだった。



「あ後、滝沢と若原んとこは、今日3年の奴、休みらしいから、2人でやって。」





えー←←

こっちの気も知らずに...



………

「若原さん?  だよね?」



「あ、はい。」

「えっとー。下の名前ってー..?」


「あ、若原チサです。」


「へぇー。あ、俺、滝沢尚輝」(ナオキ)


「あ、よろしくお願いしますっ!!」


「よろしく....ってあっ!」

えっ?


と、戸惑う私。

「この前、入学式の日に俺の背中に頭から当たってきた人じゃん!」


「あ、はい///((笑)」


笑うしかない。


でも、覚えててくれた。

それがものすごく嬉しかった。


「俺の事、下の名前で呼んでいーからね。」


「ありがとうごさいます!!」


「ってかさー1日目から、仕事とかしんどくない?」


「はい。私も早く終わるんだと思ってました。」


「ね。本当だよ。」

……


――――



「「はぁ~。」」

「やっと終わったー。」

「えっ!てか誰ももういないじゃん。」


「(笑)1番最後になっちゃいましたね。」


「でも、終わったからいっか!!」

「(笑)」

「この後空いてる??」


「はい空いてますけど..」

「じゃあ、近くのカフェ寄ってから帰んない??」


「はい!いーですよ!」






ちょーど私が行きたかったカフェに行く事になった!!


しかも、尚輝先輩と!☆



嬉しすぎる!!!


緊張しまくりだったけど、
沢山話した後、帰る事になった。


「じゃあね!若原さん!」

「さよなら!」



……
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