100%のキセキ
駅で切符を買う。
ホームへ向かう。
しかし、修太郎くんは急に立ち止まった。
「どうしたの…?」
「あー!修太郎じゃん」
後ろから女の子の声が聞こえる。
後ろを振り向くと、いかにも派手って感じの女の子。
その隣には優しそうな男の子がいた。
「久しぶりー!ってか、退院したん?」
「いや、抜け出し」
「うわっ、悪っ!幸ちゃん、修太郎悪いよ」
女の子は隣にいる幸ちゃん(?)の腕を少しだけ掴む。