100%のキセキ





修太郎くんは一瞬驚いた顔をしたけど、すぐにニコッと笑う。


「ありがと」


修太郎くんの声は、見かけによらず低かった。


落ち着いていて、聞いていて心地がいい。


そんな声。


私は修太郎くんの隣に座り、ミルクティーを口に含む。


「君が瑠衣ちゃん?」


私は頷く。


「俺、タケシ。よろしくな」


口に含んだミルクティーを吹き出しそうになる。


修太郎くんじゃないんかい!





< 4 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop