100%のキセキ
「……本当に修太郎だったの?」
「分かんない…。でもあれは…」
見かけによらず、低くて落ち着いた声。
私の好きな“ミルクティー”
君に始めて合ったときにあげた“オレンジジュース”
どう考えても、修太郎くんだよね…。
「まさか瑠衣ちゃん…幸ちゃんのこと捨てないよね…?」
何言ってるの、未来ちゃん…。
「竹ちゃんは、大切な人だよ…」
「そう、だよね…」
未来ちゃんの、安心したような、不安げのような顔が脳内に染み付く。