100%のキセキ





竹ちゃんは部屋から出て行く。


「竹ちゃん、ごめん…」


ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。


何回も謝る。


許してとは言わない。


でも、違うの。


修太郎くんは違う。


好きなのは、愛しているのは…


「竹ちゃん…」


あなただけなんです。


涙が溢れ出す。


大切な人を傷つけた。


傷つけてしまった。


この夜、涙は自分じゃ止められないことを知りました。





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