100%のキセキ
イケメンくんは寝そべってたけど、あぐらをかき座る。
修太郎くんは正座しながら下を向く。
二人の向かい側に私は仁王立ちで立っている。
その空気が、もうずっと流れてる。
しかし、修太郎くんがやっと口を開いた。
「俺は、竹や未来、他の友達と連絡を切った」
うんうん。
「で、新しい場所で会ったのがこいつ、春」
春くんは頭を下げる。
「で、こっちに戻ってきたら…知り合いに会っちゃった」
まあ、ここ田舎ですしね。
そりゃ見つかりますわな。