F組探究部
突如ひったくり犯の背後に現れた岸太先生が華麗な回し蹴りをくらわす。
ドゴッとにぶい音をたててひったくり犯は壁にぶつかる。
浅「先生!?」
岸「ふぅい〜、間に合ったぜ…、」
藤「岸太先生ナイスタイミングだぜっ!!」
あらかじめ追い詰めた時に藤本が岸太先生に電話をしていたという事だった。
しかし藤本の道の説明が下手で先生は走りまわったとか。
そんな話しをしているとひったくり犯が意識を取り戻した。
そして慌てて少し後ろに放り投げられたナイフを取ろうと手を伸ばしたが、誰かの足でナイフを踏まれて取れなかった。
犯「な、何だお前はっ!!」
馬「オレかぁ、こいつらの担任だ、」
ドスッ!!!
ひったくり犯本日二度目の蹴りをくらう。
多分当分は起きないと思ったF組だった。
馬「お前達大丈夫だったか?」
森「ギリギリセーフ、」
岸「ケガねぇか浅井?」
浅「大丈夫です、」
皆ケガが無いのを確認し一段落する。
しかし隅には完全に延びているひったくり犯がいる。
しかし先生達が手を出してよかったのか?という疑問があった。
浅「先生、あの犯人に攻撃してよかったんですか?」
馬「バレなきゃオッケー!!」
千「そんなんでいいのか…、」
和「まぁ、皆無事だったんだしね。」
折「そうだな、」
「「……………プッ」」
「「アハハハッハハハッ!!!」」
馬「お前達は変な事に巻き込まれすぎだww」
岸「少しは先生の気にもなってみろw」
鈴「多分そうゆー性分なんだよ俺らはw」
和「治りそうも無さそうだねw」
千「立ちの悪いやつだww」
「「アハハハッハハハッ!!!」」
警「大丈夫ですかっ!?」
「「うわっ!?」」
ひとしきり皆で笑っていると後ろから声がかけられ一斉に驚く。
何もやましいことは無いのに警察がいるとすごく緊張する。
鈴「ってなったのお巡りさん、」
警「そうですか…ケガはありませんか?」
浅「Σだっ大丈夫です!!」
森「浅井ぃ、そんなに緊張しなくてもぉ〜」
浅「だ、だってぇ…、警察の人だし…、」
警察と少し話しをしていた時ある事を千葉が気が付いた。
辺りをキョロキョロする千葉に気が付き声をかけた。
浅「千葉君どうしたの?」
千「先生がいない…、」
浅「本当だ…、」
辺りを見渡してみても先生の姿が無く首を傾げた。
すると先生ではなく校長先生が現れた。
なにやら気分がよくスキップで来た。
その姿に何故か寒気がした。
海「警察さん、私この子達の学校の校長ですが、」
警「校長先生ですか!」
海「うちの生徒が何をやらかしたのですか?」
困っている顔をしているがなんか作っているような顔だった。
しかも警察相手にやらかしたとか使ってしまうしまつ。
警「いや、この度は生徒さんがひったくりを捕まえまして」
海「まぁ!!うちの生徒が!!」
警「えぇ、ですから――――、」
海「いやぁ、でも―――――」
「「…………、」」
子供にはわからない大人の話しを長々としてしまっている。
そのため子供は完全ログアウト、鈴神に関しては話しがわからなくフリーズしている。
そんな事してる間にもパトカーが集まり、人も集まりと辺りは騒めいていた。
人ごみの中には同じ学校の生徒がちらほらといた。
人ごみが嫌いな折原は大きなため息をついた。
折「帰りたい……、」
「「うんうん…、」」