F組探究部
六歩目
第一回じゃんけん大会!!!
ある日の放課後、
鈴「じゃんけんしよ」
「「はぁ?」」
急にそう言い出したのは髪の色が特徴的な鈴神だった。
突拍子のない事を言うので他の人達は変な声が出る。
それでもニコニコして手を出す鈴神、拒否権は無いようだ。
「「じゃぁんけぇん」」
「「ぽんっ!!」」
じゃんけんをやったのだがなんせ9人もいるので勝負はつかずあいこだった。
鈴神は「やっぱなぁ」と頭を掻きながら腕を組んだ。
そして何かを思い付いたように立ち上がった。
鈴「よしっ第一回じゃんけん大会開幕!!!」
「「はっ!?」」
鈴「異論は認めないっ!!森谷トーナメント表作ってくれっ!」
森「了解、楽しそうだな。」
ブラウン系の髪を揺らしながら黒板に早速トーナメント表を書き始めた森谷。
すると長身の優木が返事をしながら手を挙げた。
優「質問いいかぁ?」
鈴「はい、優木君?」
優「優勝賞品はあるのかぁ?」
鈴「よくぞ聞いてくれた!!!」
鈴神は自分の財布から紙を取出しドヤ顔で皆に見せ付けて来た。
紙にはジャンボソフトクリーム無料券と書いてあった。
それを読んでか甘党の杉崎の目付きが変わった。
杉「……―、…」
千「ん?何杉崎?」
杉「……やる…」
藤「えっ!?マジで…、」
折「はぁ〜…、」
めんどくさがりの折原が大きなため息をついた。
それを動物大好き千葉が励ます。
「まぁ〜やるしかないね。」なんて笑顔で笑うメガネが似合う和島。
その横にはやる気満々のちいs…小柄な藤本。
藤「小さい言うなっ!!」
浅「えっどうしたの?」
藤「何でもない…、」
小さい呼ばわりされた藤本を心配する紅一点の浅井の9人でじゃんけん大会が開幕したww、