F組探究部
六歩目

第一回じゃんけん大会!!!




ある日の放課後、





鈴「じゃんけんしよ」
「「はぁ?」」





急にそう言い出したのは髪の色が特徴的な鈴神だった。
突拍子のない事を言うので他の人達は変な声が出る。
それでもニコニコして手を出す鈴神、拒否権は無いようだ。




「「じゃぁんけぇん」」
「「ぽんっ!!」」




じゃんけんをやったのだがなんせ9人もいるので勝負はつかずあいこだった。
鈴神は「やっぱなぁ」と頭を掻きながら腕を組んだ。


そして何かを思い付いたように立ち上がった。




鈴「よしっ第一回じゃんけん大会開幕!!!」
「「はっ!?」」
鈴「異論は認めないっ!!森谷トーナメント表作ってくれっ!」
森「了解、楽しそうだな。」




ブラウン系の髪を揺らしながら黒板に早速トーナメント表を書き始めた森谷。
すると長身の優木が返事をしながら手を挙げた。




優「質問いいかぁ?」
鈴「はい、優木君?」
優「優勝賞品はあるのかぁ?」
鈴「よくぞ聞いてくれた!!!」





鈴神は自分の財布から紙を取出しドヤ顔で皆に見せ付けて来た。
紙にはジャンボソフトクリーム無料券と書いてあった。
それを読んでか甘党の杉崎の目付きが変わった。





杉「……―、…」
千「ん?何杉崎?」
杉「……やる…」
藤「えっ!?マジで…、」
折「はぁ〜…、」





めんどくさがりの折原が大きなため息をついた。
それを動物大好き千葉が励ます。
「まぁ〜やるしかないね。」なんて笑顔で笑うメガネが似合う和島。
その横にはやる気満々のちいs…小柄な藤本。




藤「小さい言うなっ!!」
浅「えっどうしたの?」
藤「何でもない…、」





小さい呼ばわりされた藤本を心配する紅一点の浅井の9人でじゃんけん大会が開幕したww、



< 129 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop