F組探究部






−放課後−






鈴「よしっ!!慧に会いにいこう」
「「おおっ!!」」




何やら意気込んで公園に向かう。
公園は子供達で賑わっていた。
公園にあるブランコを占領し遊んでいるが一向に慧は来ない。




優「しっかし、遅いなぁ〜慧、」
浅「確かに」
鈴&藤「「うっひょぉおおおぉお!!!」」
「「………、」」




二人乗りをしている鈴神と藤本は楽しそうだ。
周りの子供達もこちらを見ているし…、
少しずつ子供達が周りにくる。




鈴「うおぉおおおぉお!!」
藤「わぁあ!高っけぇ」
「「うわぁあ!!すごい!」」




まぁ、盛り上がりがすごいことすごいこと。
子供達も盛り上がり何かの集団みたいだった。
すると藤本が何かに気付いた。




藤「あっ!?あいつ!!」
鈴「んっ?どうした藤本」
藤「昨日鈴神殴ったやつだ!!」
「「!!?」」




一斉に振り向くとこちらをガン見している男が1人いた。
こちらに気付き慌て公園から逃げ出す。
鈴神は逃がすまいとブランコから(まだ動いているが)華麗に飛び降りた。
それを見てまた子供達は喜ぶ。




鈴「逃がすかぁ!!」
「くっ…、」




男は全力疾走で公園から出てしまった。
公園は木に囲まれていて男がどっちに行ったのかわからない。




優「どうする!?」
折「慧が公園に向かってたら男と鉢合わせになるかもな…、」
森「手っ取り早く二手に別れて行こう。」




さっさと二手に別れて左右別々の方向へ走りだす。
右に優木・和島・藤本・折原左に鈴神・森谷・杉崎・千葉・浅井。
鈴神が今日は髪が左にはねてたから左にすると走って行ってしまった。
それに着いていく森谷、杉崎だが後ろでへばっている千葉と浅井だった。




浅「皆早い…、」
千「何であんな走れるんだ?」


着いて行くのに必死だった。



< 139 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop