F組探究部
杉「鈴神達に電話お願い…、あと僕がこいつら引き受けるから、」
浅「わかった」
千「俺だって一緒に引き受ける。いないよりはマシだろ?」
杉「ほどほどにね…、」
千「わかってるっ!!」
千葉が携帯を切り浅井の前に出る。
2人が男達を足止めしてる間に浅井が慧のお母さんの手を引き走る。
そして連絡すべく携帯を手にし鈴神に電話をした。
鈴「菰?どうした?」
浅「今どこにいるの!?今昨日の男に会って杉崎君と千葉君が…、」
鈴「何だって!?今どこ??」
浅「え、え?」
周りを見ると住宅街が広がっていた。
何か目印になるものが無いか見渡す。
特に何もない…、真面目に……、
浅「何もないよぉ」
鈴「えぇえっ!?何か何か無いか?」
浅「えとっえとっ…、」
些細な事でもいいから何か無いかキョロキョロする。
すると一つの家が目に入った。
そこには大きな色とりどりのこいのぼりが風になびいていた。
5月も終わりなのだが…、多分かたしていないだけなのだろう。
浅「こいのぼり…、」
鈴「こいのぼり?」
浅「おっきいこいのぼりに全員集合!!」
鈴「了解した!!!」
電話を切ってそのまま走りだすなるべく遠くに...
ぶぅん!!!
千「うわっ!?」
男が振りかぶった拳をギリギリの所でかわす。
実はさっきらこの繰り返し、千葉には喧嘩や殴りあいなどやったことがない。
それにくらべて杉崎は次々と倒して(?)いく。
男「逃げてばっかじゃなくて戦え!!」
千「無理無理っ!!人殴るとか俺に出来ない!!!」
杉「頑張って千葉、」
男を絞めながら千葉を見ている杉崎は余裕そう。
あまりにも慌てすぎてちょこまかちょこまか逃げている千葉にいい事を思いついたように杉崎は近づく。
杉「千葉…、」
千「えっ?なに杉s…うわぁあぁああ!!!」
えいっとか声をかけ千葉を飛ばす。
千葉はそのまま男へ向かって飛んでいき男の顎に突っ込んだ。
男はそのまま倒れて動かなくなった。
千葉も頭を押さえてその場に座りこんだ。
杉「ジャストミート…、」
千「ぐおお…っ…、杉崎ぃ;」
涙目で杉崎を見るが本人は涼しそうな顔をしていた。
すると後ろからドタバタと足音が聞こえてきた。
振り向くと鈴神達や和島達がこちらへやって来ていた。慧もいた。
折「大丈夫か千葉?」
千「頭が割れるかと思った…、」
優「見てたぞwwナイスヘリング!!!」
千「嬉しくない…、」
慧「すごい…、」
周りには男達が6人倒れていて鈴神がまじまじと見ていた。
泡を吹いて倒れている男の顔をケータイで写真を撮っていた。
鈴「おっ撮れた♪」
和「しかし、よく2人で6人相手したね。」
藤「鬼かよっ」
杉「違う…、」
「「えっ?」」
杉「7人のはずだった…、」
「「あと1人は?」」