F組探究部
ピ・ン・チ☆
−次の日−
浅「行ってきます!!」
勢いよく家を出て自転車に乗る。
足の痛みも少し和らぎ結構回復した。
途中坂道に差し掛かり自転車から降りて押す。
真ん中ぐらいまで来た時に事件が起きた。
男「そこのお嬢さん。」
浅「えっ!?」
顔を上げるとそこには柄の悪そうな男達3人組が立っていた。
近づいてきて浅井の自転車に手をかける。
男「一緒に遊ばない?」
浅「学校があるんで…、」
男「いいからっ!!」
無理矢理連れて行かれそうになるが手を振り払い後退りをする。
1人の男の手には白い布があった。
推測すると多分薬が染み込ませてあるだろう。
浅「(ヤバイ…どうしよう…;)」
しかしここで止まってもいられず自転車を放棄し後ろへ猛ダッシュした。
後ろから追ってくる足音がし一段と早く走る。
浅井は多分この先こんなにダッシュする事は無いだろうと心の中で思った。