F組探究部
十三歩目
探究部はいつものように部室でうだうだしながらお菓子を食べていた。
この部活は頼みごとがないとただのだらだら部になってしまう。
浅「あっそういえば、クッキー作ってきたよ。」
藤「おっうま!!」
千「本当だ美味しい」
浅「よかった」
作ってきた浅井特製クッキーをほうばっていた。
すると凄い勢いで扉が開かれた。
扉は凄い音を立てて跳ね返りまた閉まった。
何やら人影が見えた様な気がした。
が皆突っ込まない。
優「あっ!!そーいや明日漢字テストやるってっ」
風「マジッ!やってねぇよ俺」
藤「やべぇ、俺もww」
刻「誰か突っ込めよぉおおぉおおおおぉおっ!!!!」
再びドアが開き刻絵が中に入ってくる。
探究部の華麗なスルーに痺れを切らしたのだろう。
自分から来た。
風「誰だお前?」
草「だから、失礼だろ。年上の人には…」
風吹が草川に説教されている間、刻絵がずかずかと部室に入ってきた。
しかも学ランを着て。
そして机の上に置いてあったクッキーを一枚自分の口に放り込んだ。
刻「おっうま」
優「浅井が作ったんだから当たり前っ」
そうかそうかと言いながらもう一枚放り込んだ。
新しい顔を見て自己紹介を始めた。