F組探究部
「テメェ、このや「浅井に手出すなんてね」ろ?」
不良の後ろにいつのまにか立っていた杉崎が不良にチョップを食らわす。この一撃で不良はのびた。いつもあの攻撃を受けて痛いで終わる優木がすごいと浅井は本気で思った。
「何だこいつら?」
「浅井に用事の訳ないか」
「身に覚えないよ…」
倒れている不良を囲みながら皆で話をしていると周りから足音が聞こえてきた。
「おいっ、お前が浅井菰か?」
「またですか…」
顔を上げるとさっきの不良みたいなのが数人いた。なぜ自分がこんな事にならなきゃいけないのか分からない状況だった。
「ええぇえ!?」
「大丈夫安心しろぉ浅井、」
「そうさこっちには杉崎がいる、」
「そーゆー問題?」
「…ふぅ」
この状況をわかってない人達もいる。そんな人達にはTPOってものを解ってもらいたいが…、その間もそういえば数学の小テストがあるだの、今日は買い弁だの空気の読めない会話をし出す始末。
「テメェら…ぼこぼこにしてやる゙っ」
空気の読めないいわゆるKYな人達の会話を聞き怒った不良だったが今度は急に飛んできたサッカーボールが顔面に命中した。当たった不良は気絶し周りの不良は絶句している。