F組探究部
「ジャストミート!!」
「ナイスボール森谷!」
ボールを蹴った人物は森谷だった。清々しい笑顔でガッツポーズをしているがその行動も不良の怒りを増幅させていく。不良の一人が森谷に殴り掛かろうとした時だった。一匹の猫が不良の顔を引っ掻いた。不良は痛みにのたうち回っていた。
「いくら、急に走り出すな。」
「猫なんだからあまりまえだろ。」
「いくらナイスタイミング!!」
「「?」」
頭や顎を撫でられゴロゴロと喉を鳴らすいくらと状況が分からない人が追加になった。
「何面倒な事やってんだ?」
「やってんじゃないよ僕らはやられた方、」
「の割りには圧倒してるじゃないか?」
「うぃーあーすとろんぐ」
「…何その幼稚な発音」
「あいきゃんのっといんぐりっしゅ、OK?」
「OK?だけ英語だっただろww」
またしても空気の読めないいわゆるKYな人達が話をそらし不良の怒りを買っていく。不良の怒りが頂点に達し一斉に殴り掛かってくる。もちろん空気の読めないいわゆるKYの人達に。巻き込まれた折原と千葉はたまったもんじゃない。