F組探究部





初耳すぎて何も言い返せない。
そんな中でも真砂兄弟の喧嘩はヒートアップしていく。
手は出さないものの口喧嘩も怖い。




真「いいだろっ俺がどんな部活に入ろうと兄貴には関係ないっ」
兄「関係ない?大有りだ馬鹿野郎っ!」
真「馬鹿なのは兄貴だっ!!」




兄弟で罵り合いを始めてしまった。
なんとか喧嘩を止めようと千葉が2人を宥める。
しかし一向におさまる気配がない。
イライラがピークにきたのか真砂兄は真砂の手首を掴んだ。




兄「いいからこの部活には関わるなっ帰るぞ」
真「嫌だっ離せよ!!」
兄「何で分かんないんだよっこの部活は危ないんだよっ」
真「兄貴に何がわかるんだっ分かってないのは兄貴の方だっ!!」





ブチッ





何やら切れる音が聞こえたような…、
その瞬間真砂兄がもの凄いスピードで真砂を殴った。
もう一発いきそうな雰囲気だったので皆で真砂兄を止める。




草「どうか落ち着いて下さいっ」
千「大丈夫か真砂!?」
真「痛てて…本気で殴ったなっ」
折「落ち着け真砂、」




やっと怒りがおさまったのか真砂兄は拳を下ろした。
そして真砂に背中を向けて歩き出した。




兄「お前何か帰って来なくていいっ!!」
真「ふんっ誰が帰るかよっ」
浅「真砂君っ」




真砂の言葉を聞いて無言で出ていく真砂兄。
そこからの沈黙は探究部には珍しかった。




< 227 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop