F組探究部
「………」
「「………」」
いつもなら賑やかなF組の教室だが今日は違った。ある1人の男の存在で静寂に包まれていた。事は前に戻りあの土下座シーンへ戻る。
「あ、あっあの顔を上げて下さい。理由を…理由を聞かせて下さい!!」
「本当にすまねぇ…、これは俺のけじめだ!」
「話がかみあってないようだな…」
急に誰でも土下座されればびっくりするだろうとクラスの全員が思った。現に今がその状況なのだが。土下座の彼は一向に顔を上げる気配は無くずっと謝り続けていた。いいのか悪いのかチャイムが鳴り不良は立ち上がり昼に来るとだけ言い残し出ていってしまった。そして冒頭に戻る。彼は椅子に座ったまま無言だった。