F組探究部


翌日駅に集まった探究部は眠そうな顔していた。多分皆あまり寝ていないのだろう。気を抜けば今にも目が閉じてしまいそうだった。
しかし病院の前に来ると皆真剣な顔になった。猫が消えたのはこの病院の裏側だった。
まだこの病院に猫が入ったとは限らない。なので病院の入り口付近に魚肉ソーセージを置いといた。
少し離れた場所で魚肉ソーセージを見ていると病院から猫が飛び出して魚肉ソーセージを持って中に消えたのが見えた。この病院で間違いなさそうだ。


「行くか…」
「うん」
「ちょっと待った!皆手出せ」
「手?」
「おう!!力合わせて頑張るぞ!的な」


意味を理解し皆手を重ねる。掛け声は鈴神に任せた。

「サイン、コサイン!!」
「「タンジェント!!」」
(何だろうこれ…)


多分これで力合わせて頑張れると思う…。



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