負けないで
「同輩もかわいそうだよね」とC先輩(中3)
「ほんとだよね」と先輩全員。
「鞘師さんは知らないかもしれないけど、ほかの同輩はみんなメールで謝ってくれたんだよ。」とE先輩。
ずるいよ。
当時のあたしはケータイを持っていなくて、メールできなかった。
だからメールで謝罪なんて手段なかったの。
ある人はいいよね、謝罪してちょっとでもよく思ってもらえるんだもん。
そんな感じでずっと責められとうとう泣き出した。
もう終わりにして、絶対に直すから、だから終わりにしてっていう心の叫びを言葉にこめて次の言葉を発した。
「すみませんでした」とあたし。
「どうせ、思ってないんでしょ?」
「泣いても無駄」
「嘘泣きの癖に」
なんて散々な言い方を先輩方はしてきた。
なんてひどいの。
最後に大好きなE先輩が言ってきた。
「変わらなかったらあなたなんて相手にしない」だった。
きっと自分は変わらなくてわかってもらえなくて相手にもされないんだって思った。