トライアングル×3―秘密の三角関係―


翌日の日曜日


悠は約束通りうちにきた。

あたしは部屋に通してしまったけど昨日の亮介に言われたこと、忘れてたわけじゃなかった。

こんな状況で心配することないかなって…


「あれ?家族は?」
「あ…海外で…お母さんもついてっちゃったから…」
「一人?!大丈夫かよ?!」
「今まで大丈夫だったよ」


声をあげた悠はあたしの部屋に入り、あたしとテーブルを挟んで向かいあわせに座る。


「あの…よ。お前、河野から俺がどーのってなんか聞いたんだろ?」

「…聞いた…けど…あたし関係ないし!ね?だってやっぱり悠の回りにはたくさんステキな女性がいるもんね!それが普通の世界なんでしょ…?」


ああ~!
なんか、早口になっちゃうし、悠の顔まともに見れない!
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