トライアングル×3―秘密の三角関係―
「…俺は学校で親しいヤツを作るつもりはない。それと、そういう女は理佐だけでいい。」


何も迷わずに悠がそう言うからあたしはドキッとした。


「でもまぁ澤口も人気ある位そこそこ美人らしいからいいんじゃね?」
「じゃあお前が澤口サンとこいきゃいいだろ」

暇さえあればまたいがみ合う二人。


あたしは二人を止めようとした時に、屋上のドアの音が聞こえてきた。


誰かきた!!?
マズイよ!こんなとこ見られたら・・・!


「澤口じゃねぇの?」


そんなあたしの思いなんか構わずに茶化す亮介。
すると、予想もしない言葉が聞こえてきた。


「亮介ぇ!」
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