トライアングル×3―秘密の三角関係―

6.Ryosuke's side 《トライアングルpart2》



オレはガラにもなく緊張していた。

待ち合わせは11時。
今は10時50分。


「りょぉすけぇ~~!!」

かなり遠くから呼び声が聞こえてきた。


「お待たせっ早いね?」
「あ…たまたま…」
「ふぅん?じゃ、いこ!」

ニヤッとしながら伊吹さんはオレに返した。


「どこ…いくんすか」
「んーどうしよね?」


オレは全くこういうのは初めてでなんにも浮かばなかった。


「とりあえずご飯いっとく?」
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