トライアングル×3―秘密の三角関係―
「その事務所って…」

琉璃さんは目を丸くする。

まぁ無理もない。俺だって初めて知った時は驚いた。


「次のミスグランプリ内定がいるトコ…」


俺はずっと窓の外を眺めてた。

正直どうでもいい。興味なんてさらさらねぇし。


「はい!わたし、近々それでデビュー決まってます!」


媚こびの笑顔と声の澤口彩菜。


「はぁ?!ハルカ??!なに、どうするつもり?!」
「…ハルカくんが、わたしを次のヒロインに推薦してくれると」
「・・・」
「本気…?」


琉璃さんは絶句してた。
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