トライアングル×3―秘密の三角関係―


ついさっきこいつを俺の部屋に連れ込んだ。

ちょっと脅かすつもりが震えてんのをみて今までにない女だと呆然とした。

そんなうなだれてた俺を、


「あ…の…ごめんね?」


そう言って顔を覗きこまれたこいつが、なんだか急にたまらなく自分のものにしたい衝動に駆られた。


そう…俺は自分でもわからないけどコイツにキスをしてたんだ。


かわいい…

かわいい。


必死に抵抗する小さな体がまた俺を熱くさせた。

「な…に…」

彼女の顔は赤くなり、大きな瞳には涙が浮かんでいた。


俺は完全にハマった。


みんな俺を知っていて、みんな俺にちやほやするのにこいつは違う。




「ぜってー俺のこと好きにさせてやる」
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