トライアングル×3―秘密の三角関係―
亮介が急に土下座に近い形で謝った。


やっぱり…

軽く見られた存在だったのかな…

でも、本当にただ一泊しただけで、亮介はあたしに手を出すことはなかったし、あたしが気にしすぎ…


あたしが亮介を見つめていると、亮介が頭を上げた。


「オレ…あいつにとられたくなくて、必死になって…つい…」
「つい…?」
「本気でオレのもんにしたかったから…理佐のこと考えないで…」

「…え?」



「理佐となら…って。だけど理佐の気持ち確認してないのに、半端な真似してごめん…!」


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