トライアングル×3―秘密の三角関係―
「おす」
「…おはよう」


なんか、なんだろ…

あたし一人で気まずい気分になってる。


「昨日、帰る時…声掛けてくれたろ?無視して悪かった」
「あ、うん、平気」


ウソ。平気なわけないくせに。


「あの女…澤口に…」


言いづらそうに悠が話す。


「告白…された?あたしに気をつかってるの?だったら…」
「は?!!全然違う…」

え?
違うの?

だって琉璃さんの車まで乗せてあげてたのに。


悠が急に力が抜けたようにいった。


「言ったろ…あいつは胡散臭いってな。見事に大当たりだ。」


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