トライアングル×3―秘密の三角関係―
オレは伊吹と帰った。
空白の時間を埋めるために――――
「オレはあん時今より更にクソガキだったし、あれ以上踏み込むのが怖かった」
「…私もクソガキだったよ」
伊吹が笑う。
「達哉さん…今どうしてんだ?」
伊吹は何も言わずオレの前を歩いた。
「好き合ってたんだろ?なんで今いないんだよ?」
オレは若干イライラしてきた。
オレだったら好き同士なら余計に、迷いはないから。
「亮介みたいに私、強くなくて…」
空白の時間を埋めるために――――
「オレはあん時今より更にクソガキだったし、あれ以上踏み込むのが怖かった」
「…私もクソガキだったよ」
伊吹が笑う。
「達哉さん…今どうしてんだ?」
伊吹は何も言わずオレの前を歩いた。
「好き合ってたんだろ?なんで今いないんだよ?」
オレは若干イライラしてきた。
オレだったら好き同士なら余計に、迷いはないから。
「亮介みたいに私、強くなくて…」