トライアングル×3―秘密の三角関係―
第一章 ユウとハルカ
1.突然の非日常
*
そんな小さな幸せを感じながら1週間が経ったある日…
「はい、プリント後ろから前に送ってー」
「あ…はいっ…」
あたしはドキドキしながら村上くんへプリントを手渡す。
「っ…」
あたしがプリントを渡した時に村上くんの指が切れてしまった…!!
「ごっごっごめんなさい!!!!」
「いや…たまたまだから三浦さんのせいじゃないでしょ」
傷口から出ている血を無造作に吸いながら村上くんは言った。
(あぁ~あたしったらなんてこと…)
「あの…これ使って!」
あたしは絆創膏を持っていたのを思いだし、それをすぐに差し出した。
だけどこれ···
可愛い柄が入ったものだ····男の子になんてどうだろうか。
「ちょ、ちょっと柄が入っているけど…」
「…ありがとう」
村上くんが小さな声でそう言ったのが聞こえて怪我をさせたのに不謹慎だけど、ちょっと嬉しく思えた。
そんな小さな幸せを感じながら1週間が経ったある日…
「はい、プリント後ろから前に送ってー」
「あ…はいっ…」
あたしはドキドキしながら村上くんへプリントを手渡す。
「っ…」
あたしがプリントを渡した時に村上くんの指が切れてしまった…!!
「ごっごっごめんなさい!!!!」
「いや…たまたまだから三浦さんのせいじゃないでしょ」
傷口から出ている血を無造作に吸いながら村上くんは言った。
(あぁ~あたしったらなんてこと…)
「あの…これ使って!」
あたしは絆創膏を持っていたのを思いだし、それをすぐに差し出した。
だけどこれ···
可愛い柄が入ったものだ····男の子になんてどうだろうか。
「ちょ、ちょっと柄が入っているけど…」
「…ありがとう」
村上くんが小さな声でそう言ったのが聞こえて怪我をさせたのに不謹慎だけど、ちょっと嬉しく思えた。