トライアングル×3―秘密の三角関係―
「ね。ケータイみして。」
「え?」

亮介にそう言われて不思議に思いながらポケットから携帯を取り出す。


「ちょい貸してね~」


そしてそれをひょいっと取り上げられた。


「か、返して」


お、怒られる・・・!!


あたしは瞬時に悠の反応だけを考えた。

だけどあたしの背で亮介に届くはずがなかった。


「はい、赤外線~」
「うぅ…」
「だってフェアじゃないだろ~??な、有名人。」


< 36 / 243 >

この作品をシェア

pagetop