トライアングル×3―秘密の三角関係―
*
放課後ほとんど生徒が下校した頃だった。
あ、あれ村上くん?
村上くんの後ろ姿を見かけたあたしは興味本位でついていった。
なんかブカツとかやってたっけ?
こっそりと後をつけて着いた先は裏門。
裏門は狭く暗く、人影は皆無に等しい。
裏門になんで…?
そう思って木の影から食い入るようにみていると、
ピリリリリッ
静かな裏門に村上くんの携帯が鳴った。
「はい。…え?ああ」
何やら真剣な面持ちで話をしている。
「あぁ?!んだよ、ソレ。勝手に仕事受けんなよ!」
し、仕事…?
「とりあえず早く迎えにこいよ」
ピッと音がして村上くんが電話を切ったのを確認すると、振り返った村上くんとあたしとの目があってしまった!!
「あ、れ…?」
妙な違和感…
確かに後ろ姿と声は村上くんのような気がしてたけど…
前髪はあげててメガネもしてない。制服もかなり着くずしてる。
本当にこの人、村上くん···?
放課後ほとんど生徒が下校した頃だった。
あ、あれ村上くん?
村上くんの後ろ姿を見かけたあたしは興味本位でついていった。
なんかブカツとかやってたっけ?
こっそりと後をつけて着いた先は裏門。
裏門は狭く暗く、人影は皆無に等しい。
裏門になんで…?
そう思って木の影から食い入るようにみていると、
ピリリリリッ
静かな裏門に村上くんの携帯が鳴った。
「はい。…え?ああ」
何やら真剣な面持ちで話をしている。
「あぁ?!んだよ、ソレ。勝手に仕事受けんなよ!」
し、仕事…?
「とりあえず早く迎えにこいよ」
ピッと音がして村上くんが電話を切ったのを確認すると、振り返った村上くんとあたしとの目があってしまった!!
「あ、れ…?」
妙な違和感…
確かに後ろ姿と声は村上くんのような気がしてたけど…
前髪はあげててメガネもしてない。制服もかなり着くずしてる。
本当にこの人、村上くん···?