トライアングル×3―秘密の三角関係―
あたしは亮介から、その場から、逃げるように最後のハードルを取りに体育倉庫に戻った。


「おい無視すんなよー」


だけどやっぱりそんなの関係なしに亮介は追いかけてくる。


「ついてこないで!」


平平凡凡なあたしに亮介みたいな目立つ人がいるなんてみんな驚いて当然なんだから。

あたし自身目立つことなんて今まで一度もなかったからこういうのどうしていいかわかんない。


だけどあたしがそう言っても気にしないでぴったりついてくる亮介。




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