トライアングル×3―秘密の三角関係―
「あたしの不注意なんだから!ねッ?」


あたしは必死で亮介のせいじゃないことを訴えた。

そうすると、亮介はあたしを見て突然抱き締めた。


「マジなんもなくてよかった」


あたしは抵抗しようと思ったけど、その言葉を聞いてただ抱き締められるだけだった。

亮介の抱き締められる力は一向に緩まない。


「り、亮介…?」
「理佐…オレ、結構マジ…」

??!!!

そう言うとあたしの唇に優しくキスをした。


この感覚…保健室での・・・!?


ゆっくりと亮介の唇が離れる。


「り…亮ッ……誰かに見られちゃ…」
「誰も見てねーよ」


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