トライアングル×3―秘密の三角関係―
「オレも一発やりたかったのにこれじゃあできねぇじゃねえか」


亮介が悠にそう言った。
あたしの視線の先でその時背後から二人がまた襲いかかってきたのが見えてあたしは自然と体が動いてた。


「危ないッ!!!!」




「ち…」
「ひきあげるぞ…!」


あたしが庇って相手の手から悠と亮介が逃れると、残りの二人は分が悪いと悟ったのか逃げて行った。


「ったた…」

痛い···ああでも膝を
すりむいた程度で済んで良かった···

だけど、さっき妙な音が…


「「……!!!」」


あたしが見上げると二人は変な顔してこっちをみてる。


「何?なんかついてる??」

「頬と…」
「髪が…」
「?」


なんだろう?二人が言葉に詰まってる。

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