トライアングル×3―秘密の三角関係―


それからあたしは亮介に送ってもらった。


「お家…逆方向でしょ?ごめんね」
「オリゃあ暇だからよ!誰かと違ってな」
「……あがって休んでいかなくて平気?」

「…お前…男を一人暮らしの家にあげるってどういうことかわかって言ってる?」


あたしは亮介に言われるまで深く考えていなかった。


そうだよね。
あまりに居心地いいから警戒心なんてなかったよ。


「…ほんとは理佐を今すぐにでも抱いておれのもんにしたいけど…あいつと話終わってからじゃねぇと理佐の本当の気持ちじゃねえもんな」
「亮介…」

「でもこれくらいいっか!」


!!!!?


あ、キス···。


「なんかあったら連絡くれ」

そういって亮介は帰って行った。


あたし····キス、やじゃなかった、かも··

あ。
携帯が鳴ってる。

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