未完成
「ねぇ亮、恋の傷はどーすれば治るかなぁ…」
『………鯉……』
「あたしはね、やっぱり新しい恋をするしかないと思うの!
どー思う」
『そー思う
桜…』
「よし決めた
新しい恋をする」
早く新しい恋をしなくちゃ。
もっともっとたくさん恋をしてこんな惨めな自分は闇に葬るんだー。
そうだそうしよう!
「亮、どこに行けばいいかなぁ
『そりゃゲーセンとか』
「ダメ
あそこは子供もいるし親父だって…」
『クラブかなぁ…』
「ビンゴ」
こうしてあたしはこの町で一番有名なクラブへと行くことになりました。
素敵な出会いを求めて!
『桜
やっぱりここにいた』
「亮
あ~~~~
かっこいーなーDJの松村くん」
『それはよかった!
駅前の居酒屋で皐たちが飲んでんだけど行く』
「行くー\(^ー^)/」
クラブから駅前の居酒屋へと向かうあたしたち。
居酒屋へ着くまであたしは亮クンに松村くんの話ばっかりしていた。
居酒屋へ行くとやっぱり皐ちゃんが主に喋ってくれる。
『ねぇ桜、もーすぐ夏休みだから皆で旅行でも行かない』
「『海』」
そうして夏休みに入りあたしたちはみんなで海へ旅行に行くのでした。
楽しい楽しい夏休みの始まりでした!